台湾.台北特色【牛肉煮込み麺 (ぎゅうにくにこみめん) 《牛肉麵》】
◎清湯牛肉麺(清湯牛肉麵)
清燉牛肉麺に類似するが、違った方法で作られる。
牛骨、ニンジン、トウモロコシがベースの薄味のスープを、麺と牛肉の薄切り、
生姜の千切りを器に盛り付けた上から熱い状態で注ぎ入れる。
台南の一帯でよく作られる。
◎川味牛肉麺(川味牛肉麵)
台湾で発展した四川風の牛肉麺。
四川省から台湾に来た退役軍人が、
出身地成都の「牛肉紅湯」の作り方に、台湾の豆板醤を加え、麺を組み合わせて出来上がったもので、紅焼牛肉麺の前身にあたる。
高雄岡山の眷村に源を発し、台湾各地に広く伝わった後に、台北で広まっている。
◎清燉牛肉麺(清燉牛肉麵)
花椒、胡椒で味付けされた薄味のスープをベースとする。
特徴は、全て当日に現場で屠った牛肉を使用することである。
台湾の牛肉麺の大部分は牛スジ肉を使うが、客の選択によって牛肉あるいはもつに代えることもある。
◎紅焼牛肉麺(紅燒牛肉麵)
醤油をベースに豆板醤などで濃い目に味付けされた牛肉麺。
インスタントラーメンの種類として人気がある。
時々、肉を煮込んでスープとする前に、辛い味付けで炒めることがある。
紅焼蕃茄牛肉麺、紅焼牛肉湯麺、紅焼牛肉乾麺など多くの種類がある。